新鮮!浜情報

2000年 2月 16日 沿岸の湖は全面結氷で氷下魚漁最盛期

全面50cmの厚さの氷が張り詰めた湖上で冬の風物詩「氷下漁」が行われている。

「チカ」、「きゅうり」、「カレイ」、「カジカ」などが主。厳寒のこの時期の魚は美味い。中でも「カジカ」は新鮮な「肝」が入った味噌汁が最高。

小さな2つの穴を30メートル間隔に開け、水深10メートルに「底建て網」や「刺し網」をキッチリと設置するのは、サハリンでの経験や、普段の研究心から思い付いたという正三角形を応用した氷下魚名人加川 正一(70歳)の得意。

「カジカ」は魚屋で売ってるけど安くてさ。腹一杯食うのが楽しみ。「皆んな俺の獲ってくる魚を待っている」と屈託ない。

「氷り下漁」はスノーモービルに大きな橇を曳いて作業の出来る限り氷の融ける春3月中旬頃まで続く。

湖畔の自宅では奥さんが新鮮なカジカの肝を入れた独特の味噌汁に仕立てて振る舞って呉れるこの時期は、加川さんの「開拓の苦労話」を聞くのと合わせて仲間皆んなの楽しみでもある。

湖畔を訪れた旅人や、テレビや新聞にも登場する加川名人は、全国のフアンからの「美味かったぞ」の声援に今日もシバレル寒さの中、早朝から出漁している。

 



    氷下魚漁名人:加川 正一さん 093-0423北海道佐呂間湖畔浜サロマ FAX:01587-6-2006
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