新鮮!浜情報

1999年 7月 3日 ホタテ漁

オホーツク海沿岸のホタテ漁は最盛期

ほとんどの海域で産卵が終わり、採苗器の投入作業が終わった。各海域ともラーバ・幼生の発生は順調で8月には微少種苗の採取が行われる。産卵の終わったホタテ貝は成長し、貝柱の割合が大きくなる。


オホーツク外海の地まき増殖貝の漁獲模様は良く、天候、海域によっては夜明けと共に出漁する船が一隻当たり10数トンを数時間で水揚げをして早々と帰港する日が続いている。これらは4年貝でキロ5ー6枚程度。ほとんどが干し貝柱、冷凍に加工されて国内外に移・輸出されている。

ノトロ湖内海・浅海天然増殖貝の漁獲も行われている。生食・殻つき活貝として1枚250g、キロあたり4枚程度。生息・餌の条件から甘み成分のグリコーゲンが多く、型の大きいこの種ホタテは収穫時期が限られている。

サロマ湖の耳吊り養殖のホタテ貝の収穫がまもなく始まる。こちらは殻は厚みがあって、殻に対して貝柱の割合も大きく生食・加工用として出荷される。

ホタテの水揚げは外海物は11月、内海物は12月ころまでを予定。耳吊り内海物の一部は1月にも出荷される予定。

 



    オホーツク沿岸の各漁協・加工場・小売店で直売、産直もされている。
もどる

TOP新鮮浜情報漁船にのって 魚貝類図鑑魚貝類の試食会魚貝類のお店漁港マップ