網走国定公園を代表する湖の一つである「能取湖」。「湖」とは言ってもこの湖は、オホーツク海との間に永久水路を造ってホタテ種苗の生産ができる汽水湖です。卯原内、能取、二見ヶ岡、湖口の4つの漁港が整備されています。 オホーツク海は沖合底引・沿岸延縄・定置網漁業が盛んで、湖内ではホタテ貝の種苗栽培、海老籠漁、建て網・刺し網漁が行われています。オホーツク海と通じているためサケマス・ホタテ・カレイ類・ボラ・チカなどが獲れ、湖畔には塩水性植物のサンゴ草の群落が深紅に染まる豊かな漁業資源と自然景観に恵まれた生産的汽水湖です。卯原内漁港には釣り・漁業体験の出来る「のとろ湖荘」があり四季の自然体験を楽しむことができます。