カラフトマス、STVラジオに情報提供 2003/08/09 08:08
STVラジオ 情報提供
STVラジオ 日高晤郎ショー 阿波加雅子様 Tel:011-272-8355 Fax:011-272-8392
カラフト鱒について;和名:カラフト鱒 学名: Oncorhynchus gorbuscha 英語名:Pink salmon 又はHumpback salmon:A
small salmon (Oncorhynchus gorbuscha) of Pacific waters, the male of which
has a pink color and a conspicuous dorsal hump during the spawning season.
Also called humpback salmon.
地方名はいろいろあります。セッパリマス、アオマス、ラクダマス、ホンマス等。英語名も色や形状からピンクサーモン、セッパリマス(humpback salmon)とも呼ばれている。
日本海から、オホーツク海、北太平洋、ベーリング海、カナダ西岸バンクーバー島まで分布。
シャケの4年の半分と成長が早く2年間で母川にもどる。漁獲量が多く第二次大戦中缶詰にされ利用されサケ缶でピンクサーモンの名前が有名になった。サーモンが付くがシャケの仲間でなく、マス。
小型で骨や身が柔らかく、シャケの二流品と見られがちだが、その特徴から浜では焼き物、鍋物、野菜との煮物、漬物、飯鮨として好まれる。身や筋子の醤油漬けは絶品。大味のシャケに比べて脂があり美味しい。又反面そのため脂焼けになり長期の貯蔵に向かない。
マスの特徴をいかした富山のマス寿司のように評価ができた製品もある。
漁獲期がシャケの漁期と重なり大量に獲れるので加工や貯蔵難のため浜値が低く加工や流通されにくい。西欧、中国、台湾などに冷凍フイレ(三枚おろし)として輸出されている。国内消費は塩漬けなどだが消費量は少ない。養殖の輸入物が多いが天然のカラフト鱒はこの時期オホーツクを訪れたら魚屋さんで1尾数百円から購入できる。旬にのみ味わえる次のような食べ方もお薦め。
「サーモンとセージの蒸し物」
マス、玉葱、キノコ、ジャガイモ(薄く切るか茹でたもの)、セージの葉、バター、塩、コショウ適量を振りサラダ油を塗りつけた蓋付き容器かアルミホイルで包み加熱。家庭では切り身、一人前でも良いが野外やパーテイなどでは魚は包丁を入れず丸ごと野栽と加熱した後に皮や鰭、中骨などが簡単にとれます。そのあと野菜と混ぜていただく。素材を活かし塩コショウを振り掛けるなど。
「オホーツクサーモンのデイル風味」
三枚におろし、岩塩に砂糖をまぜて塗しデイルの葉茎を載せてラップで包み冷蔵庫で一晩置き冷凍保存。スライスして、オードブルやサンドイッチなどに。生臭が消えてデイル風味の生ハム風。