オホーツクの魚貝類図鑑
ホタテガイ
ホタテガイ軟体動物門貝殻亜門斧足網翼形亜網貧歯目イタヤガイ科
 「和」ホタテガイ<帆立貝、海扇>
 「ラ」Pecten属、Chlamys属 「英」scallop 
ホタテの呼び名
養殖ホタテの成長
ホタテの呼び名
ラテン名:ペクテン
<櫛 pecten>の意味。殻の表面にみられる放射肋(ロク)が、櫛を思わせるところから。
ギリシャ名:クラミス
<短いマント khlamys>より。裾のひろがった貝殻の形をマントにみたてたもの。
英名:スカロップ
 古いドイツ語で貝殻を意味する言葉に由来する。
和名:ホタテガイ
 この貝が海を泳ぐときに、片方の殻を舟の帆のように立て、風の力で走るという俗信による。
アイヌ語:ハッケテ
 ホタテガイの殻のことを、手という意味で「ハッケテ」とよぶ。殻が手を開いたような形をしているためにつけられた名である。

育成区分と成長
0 ヶ月 育成
稚貝採取
時期
9-10
殻高 0.8-2.2cm
重量 0.2-1.2 g
2 ヶ月 育成
1年目越冬前
時期
11
殻高
3.3/4.6cm
重量
5.2/7.1 g
8 ヶ月 育成
仮養成開始
時期
5
殻高
4.6/5.6cm
重量
14/21 g
13 ヶ月 育成
本養成
時期
10
殻高
8.0cm
重量
72 g
14 ヶ月 育成
2年目越冬前
時期
11
殻高
8.8 cm
重量
90 g
21 ヶ月 育成
春出荷
時期
5-6
殻高
9.8 cm
重量
125 g
26 ヶ月 育成
秋出荷
時期
10-11
殻高
12.2 cm
重量
230 g
ホタテの漁業
ホタテの加工
 一冬越した稚貝を放流するとき、「4輪採」という漁場を4つに分割する方法がとられる。1年貝を放流し、翌年には別の区画に放流し、4年目で最初の区画のホタテを漁獲することで、毎年安定した漁獲が可能になる。外海での漁獲は5月〜11月に行われている。
 乾燥貝柱は中華料理の食材として、主に輸出されている。
 
1年目
放流
2年目
生育
3年目
生育
4年目
漁獲

ホタテはオホーツク沿岸のホタテ加工場で冷凍、乾燥貝柱として加工される。
ホタテの食べ方
 貝柱は甘みがあり、刺身、寿司ネタ、天ぷら、フライなどに美味。シーフードパスタやサラダ、スープなどにも欠かせない素材。
ホタテの泳ぎ方



ホタテの稚貝栽培のレポート
参考資料:「北のさかなたち」北日本海洋センター発行

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