『季節の匂い 夏』 GPAPA 記

普通の人の感覚は一般に視覚、触覚、味覚、聴覚、臭覚を言いこれを五感と呼んでいます。またこのどれにも当たらないが、何か感じるという感覚があってこれを第六感などと言って人によって様々な感じ方があるようです。
この五感の中で、私「○○音痴」でね!という言い方で使われる感覚は味覚と臭覚で他の感覚には使わないようですね。 でも

『わたし視覚音痴でね、うちのだんなと結婚したの』とか

『俺は聴覚音痴でね、うちの女房と結婚しちゃった』

と使っている人がいるかもしれないのが世の中ですね。

私は早くからメガネが必要でしたし最近は補聴器ほしいなと思うようになったのですが匂いと味の感覚は変わらないようです。
小学生の頃の夏休みは友達と川で遊ぶのが日課で川原にある柳の木の枝振りの良いのをつり竿にしていました。
暑い日差しの中背丈以上の草が茂る川原に続く細い道を、いつもの仲間と歩いたものです。道端の野イチゴやグスベリー、桑の実の味や、この時あたりの叢から立ち上る夏草の匂いは今もしっかりと記憶されていて、いまも散歩の途中などに公園や堤防などの下草刈りがすんだ所などに出会うと同じ草の匂いに包まれ思わず深呼吸をしてしばし懐かしい昔の思いにかられるのでした。


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