オホーツク自然塾 秋 オホーツク美味しい
2005年11月4日(金)
2005年の新蕎麦
井上蕎麦打ち名人は本職を凌ぐ腕前で新蕎麦100%をこのように見事に仕上げる.
自家菜園収穫野菜の夫人手料理から、旬のさろま牡蠣、酒は亭主コダワリの増毛の「国稀」、岩手県の地酒「鷲の尾」と会は盛り上がる。
花盛りの蕎麦畑
蕎麦は冷涼な気候・荒地で育つ作物の一つ。
じゃが芋と蕎麦は米に替わるオホーツク開拓の先人達の貴重な食料源。
今のように交通機関が整備されていない時は徒歩か馬橇。厳冬期には知り合いの家から知り合いの家へと辿って冬道を歩く。たどり着いた家では見知らぬ人でも暖と食事が提供される。
赤々と燃える薪ストーブの上でグラグラと沸騰するヤカンのお湯と備えの蕎麦粉。即座に熱湯と生醤油で「蕎麦がき」が供せられる。
世間話の間に手作り手打ち蕎麦が出来上がる。時には放し飼いの鶏が器にのって現われる。蕎麦はそんな食材だった。
最近の「蕎麦ブーム」は「ブランド」とか「ブレンド」とか「蕎麦」本来とは違うところに向いている。
「蕎麦」は元々我々の「傍」の普通の食べ物。
産直朝市広場 | HOME |