【野菜・産地・生産者のこと】

小粒たまねぎ

▼オホーツクはタマネギの産地。寒暖の差が大きい気象条件のもと糖度の高いタマネギが生産されます。▼タマネギは産地の消費者の間では農薬使用が多い野菜として知られています。９月に収穫し、３月まで保存するこの野菜は、比較的病気に弱く、菌が付着していると貯蔵中に腐敗してしまうのです。▼それでも、安全な生産を心がけている生産者の方々も少なくありません。元村農場さんはその一人。▼連年、安全な堆肥で土作りを行い、過剰な化学肥料や農薬を抑制して栽培されています。▼「小粒タマネギ」は業務用としては評価されませんが、一般家庭やレストランでは丸ごと使える手頃な大きさなのです。

【品種：オホーツク１４６】

▼北海道オホーツクでは、９月上旬から下旬にかけて収穫します。辛みは少なく、糖度が高く、味わい深いタマネギです。北海道内で貯蔵条件（低温貯蔵）が良ければ春まで食べられます。サラダやスープ素材に向きます。

【おいしい食べ方】

●レシピ名：玉葱とジャガイモのステーキ　カレーソース添え

●材料：玉葱１個、ジャガイモ４個、ベーコン２枚、塩、胡椒適量
カレーソース＊玉葱１個、人参２分の１個
トマトジュース１缶、にんにく少々、
カレールー２かけ、塩、胡椒

●作り方：
（１）ジャガイモを茹でて、潰しておく。
（２）玉葱を輪切りに切り、レンジか蒸器で加熱する。
（３）（２）の内側、ベーコンをみじん切りにして、バターで炒め、（１）と合わせて、塩、胡椒で味を調える。
（４）（３）を（２）の外側で包み込む。フライパンで焼いて、カレーソースの上に載せる。（カレーソース）＊の材料をミキサーなどでジュース状にして、鍋などで加熱して、カレールー、塩、胡椒で味を調える。

小粒たまねぎ
（品種：オホーツク146）

元村農場さん

・小粒だが巻きが固く、日持ちがする。

・辛みが少なく、糖度が充分ある。

・丸ごと使えるサイズなので用途の幅が広がる。

・農薬使用基準が守られており、農薬残留のリスクが低い。硝酸態窒素の残留検査結果は残留がなし。

（A委員の評価）

・甘みが有り美味でした。小玉は一度に小家族でも使いきれるし、そのままで煮物などにも使えます。
・たまねぎは農薬散布の回数が多い商品なので、今回は安心して賞味できます。嬉しいです。

（B委員の評価）

・タマネギについては、近くのラーメン屋にも持ち込み色々意見交換しました。実はラーメン屋ではスープを作るのに野菜を多用しているそうです。そこでは今でもタマネギは北海道産を指定して使用しているとのことでした。何故かといえば、北海道産は硬くて、保存の日持ちが非常に良いとのことでした。他の特に九州のタマネギは柔らかく、保存していると直ぐに痛むそうです。見せたタマネギの評価は、硬さについては満足で、小ぶりだが使用にはなんら問題は無いとのことでした。

・料理の段階で皮むきが大変（普通サイズより）で最後の薄皮の一枚が取れづらいとのこと。

（Ｃ委員の評価）

送っていただいたたまねぎですが、２、３状態の悪いものも有りましたが他は大丈夫でした。
食してみて感じた事は水分がとても多く、ジューシーである事、甘味もあるが、さわやかな辛味も感じられる、香りもとても良いという事でした。
また、魚の下処理に使用しましたが、味・香り共に、しっかりと魚肉に移り、なじんだ様です
なによりも、この様な食材が安価に提供され、下ごしらえゃスープにたっぷりと使えるようになることはうれしい事です。

（Ｄ委員の評価）

・５１個中腐敗が１個、ブリックスを計りましたら、９〜１０（今までの計測値の上限近くです）、生の甘味は十分、辛みはあまり感じませんでした。 私は小さなタマネギをトマト煮などで煮込みますので、より小さな方が嬉しいですね。このサイズですと半切、４つ切りで使う事になります。

・タマネギは生でサラダなどに使っています。煮物には４つ切りで。炒め物には向きませんね。

（Ｅ委員の評価）

タマネギは２個ほど、子どもの昼飯のオムライスに使いました。カミさんによると、弁当などのちょっとしたときに使うのはこのくらいのサイズの物が使いやすいとのこと。

生産履歴

硝酸イオン簡易測定試験を行いましたが、硝酸態窒素の残留は認められませんでした。
（検査担当：産直朝市　あんしんサポーター　河原田　剛）