魚貝類のお店探検!
 魚貝類が大好きな人にとっては、オホーツクで浜の店を探検することはこの上ない喜びに違いない。今回はワッカ原生花園を擁するサロマ湖、栄浦港近くにあるお店に立ち寄ってみた。隣に大きなホテル。向かい側にはキャンパーでにぎわう栄浦第1キャンプ場というロケーションにあり、夏はいつもにぎわっている。

店の前には旬の魚たちが目を引く。季節によって、生きたホタテやアサリ、カキが並ぶ。この日はホタテがひょいひょいと泳いでいた。ホタテが泳ぐといってもピンとこないかもしれない。貝の仲間の動きといったら、カタツムリのようなもので、見ていたら日が暮れる?ホタテは違う。貝類とは思えない素早さでヒラリと瞬間移動するのである。ビデオに収めるにもなかなか難しいのであるが、そのうちシャッターチャンスがあればお見せしたい。
 お店にはホテルの宿泊客は無理だろうが、キャンパーたちにとっては嬉しい店である。火をおこしている間に新鮮な魚貝類を物色して、火がおきたころ、買って帰ったホタテやカレイ類、カニ、トキシラズなどを網に乗せれば素晴らしい夕食になる。酒がはかどること間違いなし。
 この魚、ご存じの方はオホーツクの魚に詳しい。オホーツクの水族館には必ずいる魚だ。水槽の底にへばりついていて、水族館へやってきた家族連れに「キャー怖い顔してるー!」と揶揄されている魚=オオカミウオだ。正面から見ると、確かに鋭い歯がオオカミのそれのようにもみえる。
 それにしても、なんで水族館の人気者(悪役)が魚屋さんにいるの?というのがこれを見たときの率直な感想。「大神魚 1本 500円」の値札までついてるものだから驚きと同時に哀れを誘う。お店の人に聞くと、時々とれるよとのことで、撮影すると言ったら、怖い顔がよく写るようにとホッケをオオカミウオの枕にしてくれた。食べるには煮付けがいいとのこと、悪役とは言え、水族館の人気者を食らうまたとないチャンスと考えたが、今回は写真だけで遠慮することにした。この探検記の続編を書く機会が巡ってきたら、そして、また浜の店でオオカミウオにあえたなら、今度はレシピ付でご紹介することにしたい。
 とにかく活きのよい(生きてるものも)魚貝を扱っているお店で値段もいわゆる浜値だから安い。


ご紹介したお店は産直朝市にも出店。
    永田水産
    常呂郡常呂町栄浦216
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